免疫ってなに?
わたしたちがウイルスや細菌などに感染して、
病気になったとしても自然に治ります。
それは体に免疫という防衛システムが備わっているからです。
・病原体(ウイルスや細菌)、毒素などが体内に入ってきたら
身体の中の異物を察知して、その異物を排除し、処理する働きのこと。
・自分(自己)と自分ではないもの(非自己)を見分けて、区別する仕組み。
・傷口から侵入した毒素や異物
・老廃した細胞
・病原となるウイルスや細菌
・がんなどの異常な細胞
・輸血や移植による他人からの細胞
など
免疫の重要な役割は、血液中にある白血球です。
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からだが健康に保たれるプログラム
美肌の敵は酸化を進行させる活性酸素
活性酸素はお肌にどんな害があるの?
リンゴを切ると、茶色がかってきますよね。釘(くぎ)や自転車が錆(さ)びますよね。それは 酸化しているからおこるのです。
酸素はもともと不安定で、そのなかでも活性酸素は酸化力が強く、細胞を老化させたり、持っている機能をうばったりして、いろんな症状の原因をつくっていきます。
皮膚(お肌)への影響は、紫外線を浴びると、皮下で活性酸素が発生します。活性酸素が発生すると、酸化します。その酸化が、皮膚へのダメージを与えて、さまざまな美容の敵(しみ・しわなど)を作っていくのです。
【活性酸素の特徴】
・反応性が高い酸素である。
・酸化力がとても強い。
・細胞を老化させる。
・機能をうばって、いろんな疾患や症状の原因となる。
肌への影響はどんなことが起こるの?
【皮膚の炎症の原因】
角質層の細胞間脂質や皮膚の表面にある皮脂膜が酸化して過酸化脂質になると、酸化はどんどん広がって、炎症を引き起こす 。
ニキビも同じように、過剰に酸化された皮脂が過酸化脂質となって、細胞にダメージを与える。
【乾燥肌の原因】
角質層で活性酸素が発生して、脂質二重層である細胞膜が酸化で過酸化脂質になると、隣り合った脂質が次々と酸化されていく連鎖が引き起こされる。
その結果、細胞は壊されて角質層の保湿がなくなって、肌の表面には水分を保持できない細胞が並ぶようになる。
【シミの原因】
皮膚に紫外線が当たると、活性酸素が発生して、細胞が酸化する。それを止めようと、メラニン色素が発生する。
また、細胞膜の脂質が活性酸素で酸化されると、連鎖反応のように酸化が広がっていき、過酸化脂質とタンパク質がくっついてリポフスチンと呼ばれる老人性色素がつくられる。
【しわ・たるみの原因】
活性酸素が真皮層で発生すると、ハリや弾力を作るエラスチンやコラーゲンが酸化する。それで弾力がなくなり、しわやたるみの原因になる。
活性酸素は、美肌作りには問題が多いことは確かです。でも、免疫システムの顆粒球などの食細胞は、活性酸素をぶっつけて、体の中に入ってきた 病原体を退治してくれます。それに いらなくなった古い細胞を壊す ときに、活性酸素を使ったりします。
活性酸素は、体の酸化を進めて美肌を妨害する反面、体内のいらないものを排除するお掃除的な役割もしてくれています。 そう思うと、なかなか憎めない相手でもありますね。
日焼けのお手入れや、新陳代謝をよくして老廃物を排出するには、やはり血行をよくすることが大事ですよね。お風呂につかるだけでいい。こちらのお家で炭酸泉もおすすめ。
★炭酸風呂を作って、お肌と全身のお手入れ。
わたしのセルフケアノート★美容編(美肌作りと活性酸素)
日焼け止めの紫外線錯乱剤のデメリットは
紫外線錯乱剤ってなに?
紫外線錯乱剤は、紫外線を跳ね返して、肌を守ってくれる成分です。
【特徴】
・皮膚から吸収されないで、 表面で紫外線A波とB波を跳ね返してくれる 。
・2mg/㎠ほど塗れば、表示されているSPF値の効果がある。それ以下だと、効果は半減する。この量を塗ると、白っぽくなる。
・酸化亜鉛や酸化チタンが入っている紫外線錯乱剤は、紫外線に当たると、活性酸素を産みだす性質 がある。
【デメリット】
・汗に弱い
・クリームが固くてなじみにくい
・白浮きしやすい
活性酸素を作る紫外線錯乱剤は
マクロ粒子ぐらいの大きさのクリームよりも、ナノ化している粒子の方が、肌とくっついている面積が広くなるので、活性酸素が発生する量が増える。
そのため酸化亜鉛や酸化チタンをコーティングして、直接、肌に触れないように作られた紫外線錯乱剤のクリームもあります。
そのコーティング剤には、合成界面活性剤や合成ポリマー、シリカなどが使われています。
活性酸素の害を防ぐため、ウォータープルーフにするため、使用感をよくするために、成分がコーティングされています。
びっくりですよね。あの手この手を使って、商品開発って行われてるんですね。
製品を選ぶポイント
・粒子の大きさは、ナノか、ナノじゃないのか?
・その粒子は、どんな材料でコーティングされているか?
お肌に負担をかけたくない人、オーガニック系が好きな人は、この二点を調べて、製品を購入したいですね。
★サンスクリーン(日焼け止め)選びのときに気になる成分
記事 → 紫外線吸収剤って毒性があるの?
★天然の植物オイルが日焼け止めになる
わたしのセルフケアノート★美容編(日焼け止めの注意点)
紫外線吸収剤って毒性があるの?
紫外線吸収剤ってなに?
紫外線のエネルギーを吸収する薬剤 です。
そのエネルギーを熱に変換したり、赤外線に変換して、化学的な処理をするタイプの日焼け止め(サンスクリーン)です。
【使用時の特徴】
・無色透明
・伸びがいい
・塗っても白浮きしない
・汗に強い
【デメリット】
・アレルギー誘発剤
・環境ホルモンの毒性
・ 化粧品への添加濃度の配合は、10%までが上限です。
・紫外線を浴び続ける間中、肌の上で化学変化を起こし続けるので、肌への負担が大きい。
紫外線吸収剤が入ったサンスクリーンの注意点
例えば、ファンデーションに紫外線吸収剤が含まれていて、紫外線吸収剤入りの下地や日焼け止めを、合わせてぬった場合、その毒性は上限とされている10%を超えることになるかもしれない。
紫外線吸収剤が上限の10%使用していた場合は、倍になる恐れもあるということです。(゜o゜)
使用するときは、一点だけ使う方がお肌への負担を減らす方法になりますよね。
よく使われている紫外線吸収剤
紫外線吸収剤の表示名(名前)と特徴
表示名【メトキシケイヒ酸エチルヘキシル】
・UVA波は吸収しない。
・シリコーン材との相性がいいので、多くの製品に使われている。
表示名【t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン】
・UVA波を吸収する紫外線吸収剤は、数少ない。
表示名【オキシベンゾン-3】
・UVA波もUVB波も吸収する。
・SPF値が高いサンスクリーンに使われている。
その他の名前
・パラアミノ安息香酸エチル
・シノキサート
・エチルPABA
・ドロメトリゾール
・ジメチルPABAオクチル
※表記名なので、名前が異なる場合もあります。
日焼け止め(サンスクリーン)を使って、肌が赤くなったり、荒れてきたりした方は、お肌への負担が大きいのかもしれません。
その日焼け止めに紫外線吸収剤が入っていて、あなたのお肌に悪さをしているのであれば、日よけグッズや、天然の日焼け止め、またはケミカルなしのケア商品に移行した方がいいというサインです。
★日焼け止めに使われている紫外線錯乱剤ってなに?
★日よけグッズは、おしゃれ感覚で探せば楽しいですよ。
★天然の植物オイルで、日焼け予防
いろんなケアがありますが、無理のない自分のお肌や体質に合った紫外線対策を見つけてくださいね。
わたしのセルフケアノート★美容編(日焼け止めの注意点)
紫外線を防ぐ天然の植物オイル(キャリアオイル)たち
紫外線対策として、日焼け止め(サンスクリーン)がある。
日焼け止めの材料として、紫外線吸収剤が使われている。その成分の中には、 アレルギー誘発剤や環境ホルモンの毒性 がある成分もある。
この紫外線吸収剤のデメリットは、紫外線を浴びている間は、永遠に肌の上で化学反応を起こし続けていることです。この状態が、肌に大きな負担をかけています。
※ 敏感肌や肌が弱い人には、向かない。
紫外線錯乱剤を使ったUVクリームは
白浮きしてしまうマイクロ粒子くらいなら、あまり問題ないです。
ですが、白浮きしないようにナノ化させたものは、活性酸素が発生する量が多くなるため、合成界面活性剤や合成ポリマーなど化学成分を使ったコーティング剤を使っているものもあります。
このようなリスクを避けたいからサンスクリーン(日焼け止め)は、あまり使いたくないなって思ってる人には、いいお知らせ♪
使いたくない添加物が入っていないノンケミカルな天然の植物オイル(キャリアオイル)があります。SPFは低くなってしまうけど、化学製品を使うよりはお肌への負担は大きく減らせます。
紫外線を防ぐ天然の植物オイルたち
天然の植物オイルには、天然のやさしい栄養分が詰まっている。
ツヤやハリを与えてくれて、保湿してくれたり、老化を防いでくれる こともある、お肌思いの優秀なキャリアオイル。それぞれの特徴を知って、自分のお肌に合うものを見つけたい。
日焼け止めのSPF値とは
SPF値とは、紫外線B波(UVB)をカットするパワー。
日焼け止めとして効果がある時間を示す数値。
これは目安なので、効果がある時間は個人差があります。
【SPF10の場合】
20(分)✖10(SPF値)=200分(3時間20分)
※ 日焼け止めは、2~3時間おきに塗り重ねるのが効果を発揮してくれる使い方。
植物油(キャリアオイル)のSPF値
太陽の光からお肌を守ってくれる健康的な天然の日焼け止めオイルをご紹介。
【ココナッツオイル】SPF値 7
わたしの中のスキンケアの定番オイル。
お肌につけるものだから、やはりオーガニックで、100%純粋なエキストラバージンココナッツがおすすめだよ。 手軽に購入できるのも魅力的。
オーガニック エキストラバージン ココナッツオイル (有機 化学調味料無添加 砂糖不使用 100% 天然 非加熱 中鎖脂肪酸 ブラウンシュガーファースト)
- 出版社/メーカー: ブラウンシュガーファースト
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログ (1件) を見る
抗酸化作用とビタミンEは、活性酸素と戦って、皮膚の再生をしてくれます。
使い心地は、サラっとした感じ。
日焼け止めを目的としたオイル使いには、ラズベリーシードオイルをおすすめ。
手作りの化粧水に入れるのもいいですよね。
【使用前の注意】
顔全体に使う前に、一定時間、手の甲に塗ったり、顔の一部だけに使って、アレルギーチェックを試してから使ってみてね。
【手作り化粧水に、日焼け止め用のキャリアオイル入れたいときは】
精油を入れる過程のときに入れてね。
手作り弱酸性化粧水は、こちらで見れるよ。↓ ↓ ↓
わたしのセルフケアノート★美容編(おすすめ日焼け止め)
紫外線でシミができる原因は
紫外線を浴びると どうなるの?
紫外線を含んだ太陽の光を浴びると
あなたのお肌の表皮からの水分が蒸発する量が多くなる。
↓
肌が乾燥する
バリア機能が整っているお肌は、うるおいを取り戻すことができる。
だけど、乾燥肌が続いている人、うるおいを取り戻せない人は、表皮のバリア機能が整っていない状態であることになる。
※お肌のバリア機能が整っていると、水分を保つことができるので、乾燥しにくいスキンケアや食事が大事になる。
紫外線でシミができる原因は?
紫外線を浴びると
あなたのお肌は、活性酸素を発生させるので、お肌にダメージがおこる。
↓
・真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの機能を壊すと、ハリや弾力を失う。(UVA・紫外線A波が原因)
・新しく細胞を作る繊維芽細胞を傷つけて、老化を早める。
・活性酸素で過酸化脂質となったなったものとタンパク質がくっついて、リポフスチン(色素)ができて、シミになる。
★UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)って、どんな悪さをするの?
【紫外線A波・UVA】
バリア機能を壊して、基底層まで壊し、真皮層にまで届いて、エラスチンやコラーゲンを壊そうとする。
【紫外線B波・UVB】
表皮のバリア機能を壊して、表面の角質層の浅い部分まで届く。破壊力のパワーはUVAよりも強く、水分をうばい、乾燥と老化をすすめる。
自分のお肌に合ったスキンケアで予防
日頃から水分を保つための正しい洗顔やスキンケアを行って、バリア機能を整えているとシミはできにくくなる。
紫外線対策は、外側からだけでなく、体の内側からも対処できるいろんな方法があります。
いろいろ試しながら、あなたが心地いいスキンケアを見つけてね。
★日焼けした日は、炭酸風呂でお手入れしよう
★太陽の紫外線対策グッズと、身体の内側から予防するおすすめの食べ物
★コスパが良くて、安心・簡単手作りの弱酸性化粧水にトライ!
わたしのセルフケアノート★美容編(シミのケア)